TOEFL ITPスコアの謎を解く!満点は?正解数は?スコアの見方は?スコアの壁は?他の英語検定試験に換算すると?

TOEFL ITPを受験すると、このようなスコア表をもらいますよね。

このスコア表を見ても、ただ4つ数字が並んでいるだけで、
「いいスコアなのか、よくないスコアなのかよくわからない」
「これからどんな問題集を使って、どんな勉強をしたらいいのかわからない」って思ったことはありませんか。

 

実は、TOEFL ITPスコアは、あなたの英語力に関して有益な情報を提供してくれています
このスコアをただの数字の羅列として見るのはすごくもったいないんです。


あなたのスコアを分析して、今後の学習に活かしてくださいね!

1. TOEFL ITPスコアの最低点・最高点(満点)

Section 最低点 最高点 (満点)
Section 1
(Listening Comprehension)
31 68
Section 2
(Structure and Written Expression)
31 68
Section 3
(Reading Comprehension)
31 67
310 677

 

各セクションの最低点は31
最高点はリスニングと文法では68、リーディングでは67
Total Scoreの最低点は310、満点は677です。

 

ということは、マークシートで全ての答えにBを塗っても310点は取れるということですね。

ちなみに、TOEFL IPTの前身のTOEFLぺーバーテストが通用していた時代に、英語圏の超一流大学が留学申請者に要求する最低スコアは630点でした

2. TOEFL ITPスコアに関して、知っておくといいことは?

TOEFL ITPテストでは、スコアの上下幅は±13点ほどあります

これは、受験環境(室内温度や風邪の咳など)、体調不良や寝不足、Listening Part CやReadingで得意分野が出題されたなどの理由により、約66%の確率で、実力±13点のスコアになるということを意味します

 

ここで、実力が500点だと、何点くらい取れるのかを考えてみましょう。
500±13=487点~513点のスコアが約66%の確率で取れるということですね。

実力は変わらなくても、下限の487点では交換留学には行けなくて、上限の513点だったら行けるなんてこともありますよね

 

だから、受験できるTOEFLテストは全て受けることを強くおすすめします!

実際に、何回も400点台後半>1度だけ500点>その後のテストでは500点未満というスコア遍歴で、1度だけ取った500点のスコアを使って交換留学をした学生さんが何人もいます。

3. TOEFL ITPスコアの採点方法は?

TOEFL ITPテストはどんな風に採点されているのでしょうか。

 

TOEFL ITPテストにはTest Formというテストに特有のコードがあり、
あなたが受験したテストに特有のスコア表を使って、正答数を元にスコアを算出します。

テストに特有のスコア表を使いますから、1問何点と決まっているわけではなく、
テストの難易度により、正答数に対して付与されるスコアが少し変わります

また、採点に含まれない問題もあり、その数はテストにより異なります。

 

減点法ではありませんので、間違っていても点数を失うことはありません。
安心して、全ての問題に答えるようにしましょう。

 

ただ、残念ながら、実際に採点に使用されるスコア表は公表されていません。

 

学生が結果を出したオンライン英語学校。英語力が伸びて、結果的にTOEFLスコアもアップ!
今なら25分×2回のレッスンが無料で体験できる! さらに無料カウンセリングで効果的な学習プランが分かる!

4. TOEFL ITPスコアの合計点の計算方法は?

下のスコア表を使って、合計点の計算方法を見ていきましょう

TOEFL ITP Total Scoreの計算方法
  1. 各セクションのスコアを足します。
  2. スコアの合計点を3で割り、平均点を出します。
  3. その平均点に10を掛けます。

(Listening Comprehensionのスコア+Structure & Written Expressionのスコア+Reading Comprehension)÷3×10
(48+40+51)÷3×10 = 46.33 x 10 = 463

このスコアだけ見ても、まだ、ただの数字でしかありませんよね。

実は、セクション別スコアから「おおよその正答数」を知ることができるんです

5. TOEFL ITPスコアの見方がわかれば、おおよその正答数がわかる!

TOEFL ITPテストの公式問題集では、リスニングの正答数が30-32の場合スコアは50-51になるというようにレンジで示していますが、
ここでは、各セクションのスコアからおおよその正答数を把握できるように、
過去問のスコア換算表を参考にしてスコアと正答数を便宜上1対1対応させた表を使い、スコアの見方についてお話します。

 

まず、Listening Comprehensionのスコアを例に使って、スコアの見方を説明します。
Listening Comprehension
48ですので、リスニング(紫のコラム)48を見つけます。
そして、そのスコアに対応する正答数を見ると、27と28ですね。
リスニングセクションでは、「50問中27~28問くらい正解」していたということがスコア表からわかります。

 

同様に、Structure & Written ExpressionとReading Comprehensionの正答数を見つけてみてください。
(正解は表の下にあります。)

正答数 スコア
リスニング 文法・語法 リーディング
50 68 67
49 66 66
48 64 65
47 63 63
46 62 62
45 61 61
44 60 60
43 59 59
42 58 58
41 57 57
40 56 57
39 55 56
38 55 68 55
37 54 66 54
36 53 63 54
35 52 61 53
34 52 60 53
33 51 59 52
32 51 57 52
31 50 56 51
30 49 55 50
29 49 54 50
28 48 53 49
27 48 52 49
26 47 51 48
25 47 50 47
24 46 50 47
23 46 49 46
22 45 48 45
21 45 47 44
20 44 46 43
19 43 45 42
18 43 44 41
17 42 43 40
16 41 42 39
15 40 41 37
14 39 40 36
13 38 39 34
12 36 37 33
11 34 35 31
10 33 33 31
9 32 31 31
8 31 31 31
7 31 31 31
6 31 31 31
5 31 31 31
4 31 31 31
3 31 31 31
2 31 31 31
1 31 31 31
0 31 31 31

 

Structure & Written Expressionスコアは40ですから文法・語法(オレンジ)40を見つけます。
そのスコアに対応する正答数を見ると、14ですね。
文法・語法問題は2問が採点されない問題ですので、「採点される文法問題38問中14問くらい正解」していました。


Reading Comprehensionでは、
51点取れています。正答数を見ると31ですね。
リーディングは50問中31問くらい正解していたということがスコアからわかります。


スコアを受け取ったら、(あくまでも目安ですが)あなたの正答数を見つけてみてください。

現時点でどの程度TOEFLに対応できているのかや、TOEFLスコアを伸ばすための学習計画が立てやすくなりますよ

6. 日本語を母国語とする受験者のTOEFL ITP 平均スコア

Section 1
リスニング
Section 2
文構造・語法
Section 3
リーディング
Total
総合点
47 45 46 460
50問中26問くらい正解 40問中19問くらい正解 50問中23問くらい正解 140問中68問くらい正解 (正解率 約48.6%)

スコアデータ引用:ETS発行のThe TOEFL I T P® Test and Score Data Summary for the TOEFL I T P® Test

日本語話者の平均点(2018年)は、各セクションで46点前後、総合点460点
正解率は約48.6%でした。

50%の正解率だと2問に1問が正解ということなので、460点取れていても、「できた!」という感触はないですよね。


これからしっかりと対策をして、「わかる!」問題をドンドン増やしていきましょう!

7. TOEFL ITP 500点の正解数・正解率は?

では、TOEFL ITP 500点を目指す場合の正解数はどうでしょうか。

  • リスニングは50問中31問(正解率62%)
  • 文法・語法は38問中24~25問(正解率66%)
  • リーディングは50問中29~30問(正解率60%)ほど正解すると、合計点で500点を取れます。

 

もっとたくさん正解しないといけないと思っている学生さんが多いのですが、実は500点は思っているほど正解率が高くなくても大丈夫なんですよ。

センター英語試験で高得点+TOEFL対策で十分達成できるスコアです!

 

DUOの徹底攻略はTOEFL500点達成への第一歩!

1人では勉強が続かなくても、先生と一緒に勉強すれば、意外と楽しく単語が覚えられます!
無料体験レッスンが受講できます。トライしてみませんか。

イングリッシュベルの公式ページ・無料体験はこちら

8. TOEFL ITPスコアの壁を乗り越えよう!

TOEFL ITPでは「500点の人は解けるけど、450点の人は解けない問題」のように難易度を考慮して問題が作成されています。
今より高度な内容が理解できないとスコアの壁を越えられないということですね。

 

数百人の学生と接する中で感じた難易度の変わり目は、450点、470~480点、500点、520~530点、550点、570~580点付近にあるようです。

 

簡単な図にすると、こんな感じです。

英語学習曲線とTOEFL ITPスコアの伸び

非効率な学習方法で遠回りをしていたり、
レベルに合っていない問題集を使っていたり、
英語学習の絶対量が足りないと、
ひとつの壁を超えるのにかなりの時間がかかってしまいます

 

【500点以上のスコアを獲得した学生の学習法をシェアしています!】

「高校まで英語学習3日坊主⇒約6か月後、TOEFL ITP 500点超え」した学習法

「中学1年の問題集が難しかった⇒約1年後、TOEFL ITPスコアが210点アップ」した学習法

「中学英語から出発⇒約10か月後、TOEFL ITPスコアが220点アップ」した学習法

9. TOEFL ITPスコアの有効期限は?

TOEFLテストのスコアは、受験日から2年間有効です。

10. TOEFL ITPスコアをiBT・TOEIC・IELTSなどの英語検定試験のスコアに換算すると?

自分のTOEFL ITPのスコアは、他の英語検定試験でいうと、どのくらいのレベル?っていう疑問が湧いていませんか?

 

TOEFL ITPとTOEFL iBT・IELTS・TOEICではテストの性質が異なるため、単純な比較はできませんが、換算表を使うと、一応の目安はわかります。
(これらの試験全てを公式に比較した換算表はありませんが、各種試験団体が公表しているデータを参考にして作成したスコア換算表です。)

ちなみに、TOEFL ITPとTOEICではスピーキングやライティングセクションがありませんが、TOEFL iBTとIELTSでは4技能が評価されます。
また、TOEFLとIELTSは学術的な内容が出題されるのに対し、TOEICはビジネス英語に重きを置いています。

IELTS TOEFL iBT TOEFL ITP TOEIC
9 120 677 990
9 120 673 990
9 119 670 990
9 118 667 990
8.5 117 660-663 990
8.5 116 657 990
8.5 115 653 990
8 114 650 990
8 113 647 990
8 112 643 990
8 111 640 990
8 110 637 980
7.5 109 630-633 960-968
7.5 106-108 623-627 940-951
7.5 105 617-620 922-931
7.5 103-104 613 911
7.5 102 610 902
7 101 607 894
7 100 600-603 874-882
7 98-99 597 865
7 96-97 590-593 845-853
7 94-95 587 836
6.5 92-93 580-583 816-825
6.5 90-91 577 807
6.5 88-89 570-573 787-796
6.5 86-87 567 779
6.5 84-85 563 767
6.5 83 557-560 750-759
6.5 81-82 553 739
6.5 79-80 550 730
6 77-78 547 721
6 76 540-543 701-710
6 74-75 537 693
6 72-73 533 681
6 71 527-530 664-672
6 69-70 523 652
6 68 520 644
6 66-67 517 635
6 65 513 624
6 64 507-510 606-615
6 62-63 503 595
6 61 500 586
6 60 497 578
5.5 59 497 578
5.5 58 493 566
5.5 57 487-490 549-557
5.5 56 483 537
5.5 54-55 480 529
5.5 53 477 520
5.5 52 470-473 500-509
5.5 51 467 491
5.5 49-50 463 480
5.5 48 460 471
5.5 47 457 463
5.5 46 453 451
5 45 450 443
5 44 447 434
5 43 443 422
5 42 440 414
5 41 437 405
5 40 433 394
5 39 430 385
5 38 423-427 365-376
5 36-37 420 356
5 35 417 348
4.5 34 410-413 328-336
4.5 32 407 319
30-31 397 290
29 390-393 270-279
28 387 261
26-27 380-383 241-250
25 377 233
24 370-373 213-221
23 363-367 193-204
22 357-360 175-184
21 353 164
19-20 347-350 147-155
18 340-343 126-135
17 333-337 106-118
16 330 98
15 323-327 78-89
14 317-320 60-69
13 313 49
1-12 310 40